鹿児島では最も生産量の多い品種です。
澱粉の量が多く、ホクホクとして美味しい芋です。表皮は黄色でずんぐりと育ちます。
焼酎だけでなく鹿児島では家庭でもよく食べられています。
芋焼酎の基本のさつまいもであり、香り成分リナロールなどによる爽やかな花様の香りがします。
外皮は赤くすらっとした芋です。
形状と同じく味も上品で、ホクホク感と甘さのバランスが最高です。
店頭で見かけるさつまいもの代表品種です。
スマートな外観と共に味・香りに上品さ・優雅さが感じられます。
紅さつまを一回り大きくした形状です。
表皮は赤紫色で中身は紫色です。アントシアニンの色素の色です。紫芋だけに含まれる香り成分ジアセチルによるヨーグルト的な香りが特徴と言われています。
はクリーム色で果肉は薄いオレンジ色のかわいいさつまいもです。
焼酎にするとオレンジ芋だけに含まれる香り成分のβ∸イオノンの紅茶のような香り、β—ダマセノンの甘い香りが感じられます。
伝承蔵ではこの他に、白ユタカ・安納芋などの芋の焼酎も手掛けています。
芋と米と麴と酵母の品種を組み合わせると多彩な焼酎が生まれます。
同一の焼酎でも貯蔵年数により味・香り・こく・のどごしなどが変わります。
酔十年は黄金千貫を原料に白麴と二号酵母を使い、丹念に十年間寝かせた逸品です。
南国鹿児島では色々な品種のさつまいもが、豊富な太陽の恵みをうけて地温がしっかりと上がった畑で澱粉をしっかりと作り上げます。
澱粉を糖に変えアルコール発酵によって生まれる焼酎は鹿児島ならではの特産品です。
黒瀬杜氏伝承蔵では9月に焼き芋で焼酎を、10月・11月に蒸し芋で焼酎を仕込みます。
新酒まで今しばらくお待ちください。